Tokyo, Japan
11 – 13 December 2017


AGENDALOGISTICSPARTNERS & SPONSORSSPEAKERSREGISTER


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国連環境計画・金融イニシアティブ (UNEP FI)
25周年記念
アジア太平洋地域円卓会議

今年で設立25周年を迎えるUNEP FIは、持続可能な金融業界および関連業界の専門家や有識者が一同に会し最新の動向やイノベーションについて議論しグッドプラクティスを共有す機会を提供するために、世界5地域(ブエノスアイレス、ニューヨーク、ジュネーブ、ヨハネスブルグ、東京)で地域円卓会議を開催しています。アジア太平洋地域の円卓会議は、下記の要領にて東京で開催する運びとなりました。年末のご多用の折とは存じますが、地域の多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日時:平成29年12月11日(月)12日(火) 8:30〜18:00(8:00 受付開始)
会場:国連大学(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
主催:国連環境計画・金融イニシアティブ、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
参加費:無料
プログラム:下記をご参照ください。

日本でのお問い合わせ先:japan@unepfi.org

 

Agenda in English

 プログラム

3F ウ・タント国際会議場
5F コミッティ・ルーム 2 & 3 5F
08:00 受付
08:30-08:45


3F
ウ・タント
国際会議場
ライトニングラウンド

UNEP FI の署名機関がそれぞれの取り組みを紹介する約5分間のリレー形式のテクニカルプレゼンテーション
持続可能な金融における技術革新と変革について。

内容 / 登壇者:
♦ グリーン・ビルディングのトレンド:
City Development Limited チーフ・サステナビリティ・オフィサー Esther An
♦ 金融市場における協働:
インシュアランス・オーストラリア・グループ チーフ・カスタマー・オフィサー Julie Batch

進行:
♦ イエス銀行副社長兼UNEP FIインドネットワークコーディネーターRakesh Shejwal
08:45-09:00

3F
ウ・タント
国際会議場
開会式

司会:
♦ブルームバーグL.P. ESG シニアアナリスト Gregory Elders

登壇者:
♦ UNEP FI 代表 Eric Usher
♦ブルームバーグL.P. ESG シニアアナリスト Gregory Elders
09:00-09:30

3F
ウ・タント
国際会議場
来賓挨拶

♦ 環境大臣政務官  笹川 博義
♦︎内閣府大臣政務官(経済再生・金融庁担当) 村井 英樹
♦︎東京都知事 小池 百合子
09:30-09:55

3F
ウ・タント
国際会議場
基調講演 「持続可能な金融の現状」

個々の金融機関のリーダーシップから市場全体にわたる変革へ。金融市場においてSDGsへの対応が進むにつれ、金融業界のリーダーは、環境や社会のリスク管理における新しいアプローチを取り入れグリーン取引を拡大させるにとどまらず、 持続可能性が完全に統合された金融機関となるべく取り組みを強化しています。

登壇者:
♦ UNEP FI代表 Eric Usher
09:55-10:30

3F
ウ・タント
国際会議場
ハイレベル対談:持続可能な発展と資本市場を結びつける機関投資家

パリ協定と2030年目標という大きな2つの柱となる課題が設定されました。環境、社会、ガバナンス(ESG)課題における重点分野や進展度は地域や国で異なるものの、グリーン金融やESG投資が急速に展開しています。このセッションでは、アジア太平洋地域におけるESGあるいは持続可能な投資に関する方針や取組についてどのような進展があったのか、さらに、持続可能な発展に必要な資金不足に応えるために、今後投資の世界はどうあるべきか、またそれらを実現するために特にユニバーサル・オーナーのような機関投資家が果たしうる役割とはどのようなものかについて議論します。
ダイアローグディスカッション/質疑応答

登壇者:
♦年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)市場運用部次長兼スチュワードシップ推進課長 小森 博司
♦ ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長 髙村 孝
♦ 一般社団法人グリーンファイナンス推進機構 代表理事 兼 UNEP FIアジア太平洋地域特別顧問 末吉 竹二郎

進行:
♦ 株式会社QUICK 常務取締役 ESG研究所長 広瀬悦哉
10:30-10:50コーヒーブレーク&ネットワーキング
10:50-11:55

3F
ウ・タント
国際会議場
アジア太平洋地域におけるESGインテグレーション – 機関投資家の義務と責任

UNEP FIとPRIが公表した非常に重要な報告書の一つ、「21世紀の受託者責任」では、環境・社会・ガバナンス(ESG)の要因を含む長期的な要因を考慮しないことは、受託者責任に反することであると結論づけました。多くの投資家がこれまでにもESG要因の考慮は健全なスチュワードシップ活動の一部として重要性を認識してきましたが、そうした投資家の行動を奨励するような投資および規制監督上の環境整備や公的な政策は、運用プロセスの強化や持続可能なビジネス慣習の促進にどの程度役立っているのでしょうか。また、このセッションでは、公的年金基金のESG投資ならびに情報開示への取り組みについてUNEP FIが韓国予算局(NABO)と韓国サステナブル投資フォーラム(KOSIF)と共同で取り組む研究についても触れます。

登壇者:
♦ 韓国議会予算局 ディレクター Dr. Ick Jin
♦ Minter Ellison Rudd Watts 法律事務所(ニュージーランド) 金融サービス パートナー兼理事 Lloyd Kavanagh
♦ PRI グローバルネットワーク&アウトリーチ ジャパンヘッド 森澤 充世
♦ China Asset Management 国際ビジネス プレジデント兼 投資ストラテジスト Robert Li

進行:
♦ UNEP FI 投資部門 プログラム・リード Elodie Feller
12:00-13:00
3F
ウ・タント
国際会議場
ハイレベル会談:グリーン金融システム整備のための政策当局の関与

このハイレベル会談では、環境金融という集合体(ネクサス)が政策や規制、市場のイノベーションにどの程度反映されているのか、また、その中でプラスの連鎖を起こしていくためには何が必要でまたそれは誰・何に対して望むことかを様々な立場で議論致します。

登壇者:
♦ 日本総合研究所 理事 足達 英一郎
♦ Peak Re チーフ・リスク・オフィサー Eckart Roth
♦ SynTao 社グリーンファイナンス・チェアマン兼 UNEP FI 顧問(中国)Peiyuan Guo
♦ モンゴル銀行協会 ヴァイス・プレジデント Tumurkhuu Dayaahkuu

進行:
♦ サステナブル・バンキング・ネットワーク シニア環境アナリスト Afifa Raihana
13:00-14:00昼食及びネットワーキング
会場: 2F レセプション・ホール
14:00-15:10

3F
ウ・タント
国際会議場
パネルディスカッション: アジア太平洋地域の銀行・保険・投資業界における市場のリーダーシップ拡大

UNEP FIは1992年に設立されてから25年が経過しました。その間、 持続可能な環境、社会、経済の構築を目的とする金融は各国あるいは各金融機関でどのような発展を遂げ、今後はどのような展開が求められているのでしょうか。このパネルディスカッション形式のセッションでは、アジア太平洋地域の銀行、保険会社、投資家あるいは金融業界全般にわたる取り組みの中で、ベストプラクティスやイノベーションにはどのようなものがあり、また、取り組むべき課題に対してはどの程度のギャップがあるのかなど現状を踏まえた上で、アジア太平洋地域における持続可能性に配慮した金融商品やサービスの市場の発展、さらには持続可能性が統合された金融機関の普及には、業界あるいは国を超えたどのような協力のあり方が将来的に望ましいのかを論点とします。

登壇者:
♦︎フィリピン開発銀行 副社長兼最高開発責任者 Benel Lagua
♦ ゴロムコ銀行(モンゴル) 副CEO Tomáš Bravenec
♦ インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)ストラテジー・マネジャー Ramana James
♦︎兴全基金管理有限公司 副社長 Weidong Yang
♦中国国際人材交流協会 在日本事務所代表 Kuang Mahua

進行:
♦FTSE ESGアジアパシフィック代表 岸上有沙
 
15:10-15:40コーヒーブレーク&ネットワーキング
15:45-16:50


Venue
分科会
15:45-16:50
分科会1:グリーン金融商品のベンチマーク
会場: 3F ウ・タント国際会議場

近年、グリーンボンド市場は目覚しい成長を遂げていますが、市場規模の大半はグリーンな輸送や再生可能な電力などの「信頼性のあるグリーン」として認証される分野に集中しています。今後のより大きな、グリーン又はサステナブルな金融市場の成長分野は、銀行の融資ポートフォリオ(グリーンな住宅ローン、省エネルギー関係のローン、中小企業金融など)の証券化でしょうか。取引の焦点を超えて、持続可能性の統合とベンチマークを行うよう金融機関は要求されています。投資機会のパイプラインを作るため、投資ポートフォリオ全体のタグ付けにおいては、何が要求されるでしょうか。

登壇者:
♦︎UNEP Jonathan Gilman
♦︎ドイツ国際協力公社 シニアプロジェクトマネージャー Lan Qi
♦︎ナショナル・オーストラリア銀行 グローバルキャピタルマーケット 執行役 Steve Lambert
♦︎中央経済大学 グリーン金融イノベーション研究所長 Yi-Chen Shi

進行:
♦ UNEP FI 代表 Eric Usher
15:45-16:50
分科会2: 責任ある金融: 慎重な対応が必要な業界へのアプローチ
会場: 5F コミッティ・ルーム 2 & 3 5F

このセッションでは、慎重な対応が必要とされる業界に対するリスク管理として、どのような投資家がどのような産業を投資対象から除外しているのかについて紹介します。
・タバコ産業に対するグローバル投資家の声明
・違法・無報告・無規制漁業に関する保険業界の声明
・石炭の売却
・鉱業と農業

登壇者:
♦︎タバコフリーポートフォリオ チーフグローバルストラテジストClare Payne
♦︎パートナーズ・グループ AG 日本代表 / シニア・ヴァイス・プレジデント 棚橋 俊介
♦︎インシュアランスオーストラリアグループ グループエグゼクティブJacki Johnson

進行:
♦ UNEP PSI プログラム・リーダー Butch Bacani
初日最終本会議
17:00-18:00
3F
ウ・タント
国際会議場
UNEP FI ポジティブ・インパクト金融イニシアティブ – 持続可能な発展に向けたインパクト・ベースの金融

UNEP FIの銀行および投資家グループによって開発されたポジティブ・インパクト原則は、環境、社会、経済にプラスの効果をもたらすビジネスおよび金融の発展を促し、持続可能な開発目標SDGsの実現をめざすための原則です。このセッションでは、SDGsの資金調達をサポートするような新たなビジネスや金融およびそれらの連携のあり方と、実施に際しての具体的な手続きを示した原則を紹介するとともに、環境、社会、経済面での包括的なプラス効果を重視するポジティブ・インパクト・イニシアティブへの参加金融機関などが、自らが目指す方向性について洞察を提供します。

登壇者:
♦︎イエス銀行 副社長 Chandan Bhavnani
♦︎ナショナル・オーストラリア銀行 アソシエイトディレクターKatherine Leong
♦ UNEP FI 投資部門リード Elodie Feller
♦ ハーミーズ・インベストメント・マネジメント RPI兼サステナビリティ ディレクター Tatiana Bosteels
♦アーンスト・アンド・ヤング 気候変動サスティナビリティサービス グローバル・アジア太平洋リーダーMathew Nelson

進行:
♦ UNEP FI 人権 プログラム・リーダー Sabina Timco Iacazzi
18:30-21:00
2F
レセプション・ホール
UNEP FI 25周年記念レセプション

私たちは、1992年にラテンアメリカのリオ・アース・サミットで始まった「金融が変わる、変わるための金融」の25周年を祝い、国や地域や世界で持続可能な金融に関する取組を推進するために大きな貢献をしたメンバーとパートナーに対する感謝を示します。

司会:
♦ UNEP FI 代表 Eric Usher


スピーチ:
♦︎インシュアランスオーストラリアグループ グループエグゼクティブ
Jacki Johnson
♦︎一般社団法人グリーンファイナンス推進機構 代表理事 兼 UNEP FIアジア太平洋地域特別顧問 末吉 竹二郎
♦︎PRI ジャパンヘッド 森澤 充世
♦︎インフレクションポイントキャピタルマネジメントPaul Clements-Hunt
♦︎ナショナル・オーストラリア銀行グローバルキャピタルマーケット執行役 Steve Lambert
♦ UNEP FI 代表 Eric Usher
時間・会場
セッション
08:00受付
09:00-10:15

3F
ウ・タント
国際会議場
パリ協定気候関連財務情報開示に関するタスクフォース提言の実施と今後の課題

FSBの気候関連財務情報開示に関するタスクフォース(TCFD)は、金融および非金融企業ならびに資産所有者に、気候変動によりどのような影響を受けるのか、それに対してどのような対応を検討しているのかについて、評価し開示するよう提言しました。このような背景のもと、アジア太平洋地域の金融機関は何をすべきで、またそうすべきなのか、気候戦略を組織に浸透させられるような体系的なアプローチの開発にあたっては、すでにどのような手段があるのでしょうか。そして、低炭素で気候レジリエントな経済への移行に際しては、単に困難を乗り越えるだけではなく、そうした移行から恩恵を受け最終的にそれを可能にするような、複雑に絡み合った課題に対峙しなければなりません。そうした場合の気候リスクと機会についてはどのように評価することができるのでしょうか? サイエンス・ベースド・ターゲット(科学的知見に整合する目標)イニシアティブによるテクニカルな作業やガイドは、金融機関が2度未満目標に沿って戦略やビジネスを導くために活用可能なツールの一つと言えます。

基調講演:
♦ 東京海上日動火災保険株式会社 経営企画部部長 兼 CSR室長 長村 政明

登壇者:
♦ KPMGあずさサステナビリティ株式会社 代表取締役 斎藤和彦
♦︎コリアン・サスティナビリティ・インベスティングフォーラムKarl Chun Seung yang
♦︎東京海上アセットマネジメント代表取締役社長 大庭 雅志
♦ ナショナル・オーストラリア銀行 サステナビリティ、ガバナンスおよびリスク部門ヘッド Rosemary Bissett

進行:
♦︎UNEP FI銀行部門プログラムリーダー Simone Dettling
10:20 - 10:30コーヒーブレーク&ネットワーキング
10:30 - 13:00

会場
分科会
3F
ウ・タント国際会議場
5F
エリザベスローズ・ホール
5F
コミッティールーム 2 & 3
シンポジウム:次世代の持続可能な不動産ファイナンスの推進

このパネル・セッションでは、パリ協定と持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための不動産業界の貢献に対して期待が高まっている今日において、不動産業界が環境および社会的な利益と財務的な価値を高める方法について議論を行います。不動産投資によっていかにして気候変動やSDGsに効果的に取り組むことができ、なおかつそれらが投資機会となるのか、具体的な事例をもとに今後のさらなる展開の可能性を探ります。包括的なインパクトに焦点を当てた不動産投資事例の紹介と、グリーン不動産およびグリーンボンドの市場拡大をテーマとした2つのパネルディスカッションを行います。

基調講演:
♦ ハーミーズ・インベストメント・マネジメント Tatiana Bosteels

10:55-11:55
• パネルディスカッション 1 : インパクトに注目した不動産投資

登壇者:
♦ CSRデザイン環境投資顧問株式会社CEO 兼 UNEP FI不動産ワーキンググループ顧問 堀江 隆一
♦ 第一生命保険株式会社 不動産部 ファシリティマネジメントグループ次長兼グループ長 堀 雅木
♦ ハーミーズ・インベストメント・マネジメント Tatiana Bosteels
♦ 三井住友信託銀行 不動産コンサルティング部 環境不動産推進チーム 伊藤 雅人
♦ 三菱商事・ユービーエス・リアルティ 株式会社 総合企画室 企画調査部長 北岡 忠輝

進行:
♦ UNEP FI 投資部門リード Elodie Feller

11:55-12:55
• パネルディスカッション 2: グリーンボンドとグリーン不動産

登壇者:
♦ City Developments Ltd Esther An
♦ 日本政策投資銀行 アセットファイナンス部 海崎 正人
♦ 格付投資情報センター ストラクチャードファイナンス本部 齋藤 恭子
♦ Link REIT Calvin Kwan
♦ 日本生命保険相互会社 クレジット投資部 日原 龍

進行:
♦ UNEP FI プログラム・コーディネーター Matthew Ulterino
持続可能な保険原則 (PSI) マーケットイベント
<21世紀金融行動原則・保険業務ワーキンググループ共催>



PSIマーケットイベントは、アジア太平洋地域が抱える様々なリスクに対して、保険会社が果たし得る複数の役割やグッドプラクティスを探求する終日のイベントです。さらに、保険業と関連の深いステークホルダーと今後どのような連携や対話を深めていくべきかについても検討します。

10:30-11:00
開会の辞・持続可能な保険原則 (PSI)

♦ UNEP PSI プログラム・リーダー Butch Bacani
自然資本と金融
<21世紀金融行動原則・持続可能な地域支援ワーキンググループ共催>




12月の国連環境総会の環境大臣会合では、汚染を軽減するための資金調達やイノベーションについて議論されました。 このセッションの第1部では、銀行や投資家が環境への影響に関連したリスクや機会に対処するためにどのような新しい手法を見出しているのか、続く第2部では、自然資本が産業や生産プロセスどのように影響しかつ依存しているかを把握するための金融における新しい考え方や新しい手法について検討します。

10:40-11:45
第1部

廃棄物、公害、環境のレジリエンス:どのように銀行や投資家がリスクを管理し、自然資本に関連する機会を特定するか

登壇者:
♦︎UNEP 国際環境技術センタープログラムオフィサー本多俊一
♦︎小規模金採鉱協議会 常務取締役 Kevin Telmer
♦︎Silkroad Oborファンドマネジメント 取締役 Fusheng Li

進行:
♦︎インフレクションポイントキャピタルマネジメント Paul Clements-Hunt
11:00-12:00

セッション1:都市のための持続可能な保険目標


このセッションでは、持続可能な開発目標11「都市を包括的、安全、レジリエント、持続可能なものにする」の達成を支援するために、保険業界と地方自治体がどのように協働するかについて焦点を当てます。参加者は、SDG11の目標が、保険業界のリスク管理、保険、投資の目標にどのように変換できるかを小グループに分かれて議論します。

進行:
♦︎UNEP FI プログラム・リーダー Butch Bacani

12:00-13:00

セッション2:保険ビジネスのESG問題の統合


このセッションでは、保険会社による活動におけるESG課題(気候変動、生態系の劣化、公害、人権侵害、腐敗など)を解決するための持続可能性リスクの管理の枠組みや、ESGリスクの統合(保険リスクの評価、決定及びプライシングのプロセス)に関する保険業界全体にわたるガイダンスを開発するため現在PSIが行なっているグローバルイニシアティブについて議論する予定です。

パネリスト:
♦︎エーオンコーポレーション レジリエンス・持続可能性担当グローバルヘッドGreg Lowe
♦︎AXA 生命保険株式会社 執行役員 マーケティング/ CRM & コミュニケーション本部長 福田 桂子
♦︎インシュアランスオーストラリアグループ グループエグゼクティブJacki Johnson
♦︎損保ジャパン日本興亜ホールディングスCSR部市川 アダム

進行:
♦︎UNEP FI プログラム・リーダー Butch Bacani
11:50-13:00
第2部

これまで金融機関は環境や社会への影響とという観点で持続可能性の問題を捉えてきました。そこから一歩踏み出し、自然がどのように産業や生産プロセスに結びついているかを全体的に把握する必要が出てきました。 そうした場合には、信用リスクやポートフォリオ管理など、金融機関のさまざまな部分に関わる新しい考え方や新しい手法が必要になります。

登壇者:
♦ 三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 チーフサステナビリティオフィサー 金井 司
♦ インターリスク総研 環境・CSRグループ マネジャー 原口 真
♦ UNEP FI 生物多様性・生態系サービス・水 プログラム・コーディネーター Anders Nordheim
♦︎イエス銀行副社長兼UNEP FIインドネットワークコーディネーター Rakesh Shejwal
♦︎中央経済大学グリーン金融イノベーション研究所長 Yi-Chen Shi

進行:
ナショナルオーストラリア銀行 サスティナブルガバナンス・リスク担当ヘッド Rosemary Bissett
13:00 - 14:00昼食&ネットワーキング
会場: 2F レセプション・ホール
14:00-16:00
会場
分科会
3F ウ・タント国際会議場
5F エリザベスローズ・ホール
5F コミッティルーム 2 & 3
14:00-16:00
次世代の持続可能な不動産ファイナンスの推進 (続き)
14:00-14:20
セッション3:持続可能な保険の検討と実践を通じた共通価値の実現
このセッションでは、ビジネス戦略としての共通価値は、どのようにして保険会社がビジネスチャンスとしての社会のニーズを再認識することを容易にするかを紹介します。また共通価値ビジネス戦略が、保険業界のグローバルな持続可能性の枠組みとしての、持続可能な保険原則と完全に整合していることを強調します。

プレゼンター:
♦︎インシュアランスオーストラリアグループ 共通価値担当ヘッド Ramana James

14:20-14:40
セッション4:規制監督当局の新たな持続可能な保険契約
このプレゼンテーションでは、世界中の保険監督当局が保険事業の主要な持続可能性の問題にどのように取り組んでいるかを紹介します。2016年12月に、UNEPと保険監督当局が立ち上げたSIF(Sustainable Insurance Forum for Super)は、重要な持続可能性の挑戦と機会に関する協力を促進することを目指すネットワークです。

プレゼンター:
♦︎UNEPサステナブルファイナンスシステム設計担当Jeremy McDaniels
14:00-14:55
環境・社会リスク分析:プロジェクト・ファイナンスとエクエーター原則、今後の展開とは?
<21世紀金融行動原則預金・貸出・リース業務ワーキンググループ共催>



大規模プロジェクトにおける環境・社会リスク管理の枠組みであるエクエーター原則/赤道原則(EP)は、2003年の初版開始以来二度の改定を経て、2013年6月から現行の原則(EPⅢ)で運用されています。しかし、前回の改定以降、持続可能な金融を取り巻く環境は急速に変化している状況を受け、EP協会は現在、赤道原則(EP IV)の更新の検討を開始しました。考慮すべき重要なテーマの中には、先住民族の問題や気候変動への対応が含まれます。EP IVに向けた課題や、アジア太平洋地域におけるプロジェクト・ファイナンスの環境・社会リスク管理の改善の余地を探ります。

登壇者:
♦ みずほ銀行 グローバルプロジェクトファイナンス営業部 グローバル環境室 殖田 亮介
♦ 三菱東京UFJ銀行 ストラクチャーファイナンス部プロジェクト環境室 山崎 周
♦ 三井住友銀行 国際与信管理部 国際環境室 島 健治

進行:
♦ 地球環境戦略研究機関(IGES)ディレクター・ナレッジ &コミュニケーション 森 尚樹

14:40-15:50
セッション5:保険のプロテクションギャップを埋める

このセッションでは、保険へのアクセスを向上させて、レジリエントで持続可能なコミュニティ・経済の構築に貢献する、個人・地域・国家・地域経済の各レベルにおける保険戦略・保険商品、イノベーションとスキームに焦点を当てます。また、これまでの挑戦と教訓、政策と規制の枠組み,インシュラテックなどの機会を紹介します。

パネリスト:
♦︎ DBインシュランス シニアマネージャー環境汚染賠償責任保険 Will Won Seok Choi
♦︎インシュアランスオーストラリアグループ カスタマーオフィサーチーフJulie Batch
♦︎MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス CSR推進室 課長浦嶋 裕子
♦︎ピーク・リー 最高リスク管理責任者Eckart Roth
♦︎東京海上日動火災保険株式会社 経営企画部部長 兼 CSR室長 長村 政明
♦︎東京海上日動火災保険株式会社経営企画部CSR 室課長 鯉沼伸行

進行:
♦ UNEP PSI プログラム・リーダー Butch Bacani


15:50-16:00
サマリー・閉会の辞
登壇者:
♦ UNEP PSI プログラム・リーダー Butch Bacani
15:00-16:20
ソーシャル・インクルージョンと人権 – アジア太平洋地域の課題に照らして

このセッションでは、ビジネスと人権に関する指導原則に関して金融機関の人権尊重の実施状況や、地域特有のより広い社会的な問題への対応状況を概観した上で、人権を含む社会的な問題と金融というテーマでディスカッションを行い、この分野における理解を深めると同時に課題の共有を図ります。

登壇者:
♦︎ 企業の人権ベンチマーク プログラムディレクター Daniel Neale
♦︎三井住友信託銀行 プライベートバンク担当 本部長 Hiroki Hachiya
♦︎クレジットイーズ 副社長 Selina Xiuling Xu
♦︎新日本有限責任法人 気候変動・サスティナビリティサービス エグゼクティブディレクター Ashleigh Owens

進行:
♦ UNEP FI 人権プログラム・リーダー Sabina Timco Iacazzi
16:00-16:20コーヒーブレーク&ネットワーキング
最終本会議
16:30-17:30

3F
ウ・タント国際会議場
持続可能な金融センターの推進

最終本会議では、国連環境計画が年末までにまとめる予定のレポート(「持続可能な金融センターのネットワーク構築(仮題)」)のアジア太平洋地域での公表に続いて、香港、上海、東京、アスタナ(カザフスタン)の各金融センターの代表者らによるパネルディスカッションを行います。

登壇者:
♦︎アスタナ国際金融センター カザフスタン政府機関 Assel Nurakhmetova
♦︎ジョーンズディ 香港グリーンファイナンスタスクフォース Ben McQuhae
♦ UNEP Inquiry Jeremy McDaniels
♦︎一般社団法人グリーンファイナンス推進機構 代表理事 兼 UNEP FIアジア太平洋地域特別顧問 末吉 竹二郎

進行:
♦︎UNEP FI代表 Eric Usher
17:35-17:50

3F ウ・タント国際会議場
閉会基調講演 - グリーン金融センター

登壇者:
♦ 国際金融情報センター理事長 玉木 林太郎
17:50 - 18:00

3F
ウ・タント国際会議場
閉会の辞

登壇者:
♦ UNEP FI 代表 Eric Usher
UNEP FI署名機関およ招待者限定
会場: 三井住友フィナンシャルグループ (東京大手町)
09:00-10:00ポジティブインパクト金融説明会

銀行、投資家、保険会社、証券会社等の方向けのテクニカル・ワークショップ
UNEP FIの銀行および投資家のメンバーのグループによって開発されたポジティブ・インパクト原則は、ポジティブインパクトを有する事業や金融の発展を促進するためのガイドラインであり、SDGsによって形作られた持続可能な開発の達成に貢献するものです。

ファシリテーター:
♦ UNEP FI Elodie Feller
♦ UNEP FI Sabina Timco Iacazzi
10:05-10:55アジア太平洋地域における持続可能な金融ハブの構築

このセッションでは、UNEP FIやアジア太平洋地域の幅広い金融界が、いかにして気候にレジリエントで持続可能な経済のための民間資金を動員できるかについて議論します。さらに、UNEP FIのネットワークを通じ、銀行、投資家、保険会社が協力してアジア太平洋地域の持続可能な金融ハブをどのように強化し、また、持続可能な金融の可能性やビジネス機会を拡大できるのかについても意見交換をします。

ファシリテーター:
♦︎リンクリート サステナビリティ責任者 Calvin Kwan
♦︎UNEP FI 署名機関・地域コーディネーターマネージャー Liesel van Ast

登壇者:
♦︎ イエス銀行副社長兼UNEP FIインドネットワークコーディネーター Rakesh Shejwal
♦UNEP FI 日本コーディネーター野村 香織
♦UNEP FI 中国アドバーザー兼商道融綠議長 Dr. Peiyuan Guo
♦UNEP FI 中国アドバイザー兼中国責任投資フォーラム議長事務局長 Ariel Hui Xu
11:00-12:00UNEP FI 銀行署名機関向けワークショップ
このワークショップでは、FSBの「気候変動関連財務情報開示に関するタスクフォース(TCFD)」の勧告を実施するためのUNEP FIパイロットプロジェクト、銀行における持続可能性の評価と測定のためのダッシュボードの開発、コミットメントと2018年銀行関連業務計画に関するUNEPFIの声明のレビュー、といった議題について議論します。

登壇者:
♦︎UNEP FIリーダーEric Usher

ファシリテーター:
♦ UNEP FI 銀行部門プログラムリーダー Simone Dettling

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