UNEP FI Q&A集

Q1: UNEP FIの目標は?

A1: 3つの大きな目標があります。1)金融ビジネス・モデル内に収益性に富むサスティナビリティ・メカニズムを組み込むこと。2)サスティナビリティ産業やテクノロジー産業に対する民間セクターからの投資を促進させること。3)金融業界とサスティナビリティ専門家の間で建設的な議論を生み出すこと。

Q2: UNEP FIは単なる情報交換の場にすぎないのでは?

A2: そうではありません。世界有数の銀行、投資会社や保険会社がサスティナビリティ活動について議論することによる波及効果は非常に大きいと思われます。彼等の投資活動や保険活動は文字どおり世界の金融界を動かします。さらに、UNEP FIは、企業の収益性を高める機会の創造やをリスクに対応するメカニズムなどの研究を積極的に行っています。

Q3: ステートメントの意義は?

A3: ステートメントは、署名機関が内外の業務を通じ持続可能な発展を支持することを表明したコミットメントです。さらに署名機関は、持続可能な発展に関しての一般認識を高め、啓蒙していくことが期待されています。

Q4: 署名機関はどのようにFIの活動に関わるのでしょうか?

A4: UNEP FI は署名機関がUNEP FIの方向性を率先して牽引していくと位置づけられており、得られる利益もその参加度合いに応じます。作業部会やプロジェクトへの参加、 UNEP FIのイベントでの参加者や講演者としての参加をお待ちしております。

Q5: UNEP FIの参加条件は?

A5: UNEP FI は金融セクターに関わるあらゆる機関・団体を歓迎致します。署名機関には銀行、保険会社、再保険会社、ベンチャーキャピタル、ファンドマネージャー、規制機関、年金ファンド、株価指数、そして金融コンサルタントなどがあげられます。ご参加希望の機関は Financial Institutions Statement または Insurance Industry Statement に署名する必要があり、以下に事項が要求されます。 (1) 企業活動の規模に応じた協賛金のお支払い。 (2) 少なくとも二年に一回は総会(Annual General Meeting)へ参加。 (3) UNEP FI活動に参加。ラウンドテーブルなどのイベントへの出席やアジア太平洋タスクフォース内の日本グループなど継続的な活動への参加など。(4)CSRレポートや環境報告書の提出とステートメントの実行に関する追跡アンケート調査への回答。最初の二項目は必須条件で、残りは任意となります。

Q6: 署名機関としての会費はいくらですか?

A6: 各金融機関の規模の違いを考慮し、 UNEP FI では機関の財政規模に応じたスライド制会費制度を取っております。詳細に関しましては申込書 (PDF: 155 KB) をご覧下さい。